インカの文字?
インカは文字を持たない文明であったと一般には 考えられていますが、実際には「キープ」という、 紐を組み合わせた文字的なものが存在していたよ うです。紐の色と結び目で情報を表していました。 紐や縄(の結び目)で情報を表す文字的なものは 世界各地に存在していて、沖縄の「藁算」と呼ば れるものもその一つです。キープは当初穀物の貯 蔵量など「数値」のみ表すものと思われていまし たが、そうではないことが次第にわかってきまし た。 発見されているキープの数は1000程度でし たが、近年になって新たな発見が相次ぎ、これに よって「解読」が進むのではないかと言われてい ます。謎の多いインカ文明が少しずつ解明されて いくかも知れませんね。